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地価と積雪の関係 北海道

豪雪 埋まる岩見沢 史上2番目積雪205㌢

こんにちは!専業主婦から不動産鑑定士になった藤田です。

令和3年2月26日北海道新聞朝刊。

岩見沢市では2月25日正午時点の積雪が205㌢となり、観測史上2番目の多さを記録。9年ぶりに2メートルを突破し、記録的な大雪となった2012年2月12日の208㌢に迫っているとのことです。

尚、この日の札幌市の積雪は43㌢、小樽市は63㌢で平年のほぼ半分だそうです。

降雪量と地価の関係 (北海道)

地価はいろいろな要因が複雑に組み合わさって価格を形成します。

需要と供給との関係から、人口密度は重要な地価の価格形成要因になっているのは間違いないでしょう。

そして、私は以前から思っていたのですが、「積雪量も地価に大きな影響をおよぼしているのでは?」と考えています。

道内地方都市の令和2年地価調査の平均価格と人口密度と累積降雪量(令和3年2月25日気象庁HP)を調べてみました。

 

 

基準地価(㎡/円) 人口密度(人/㎞2) 累積降雪量(㎝)
岩見沢市 10,676  164 889
千歳市 38,746  161 141
釧路市 22,431 120 191
北見市 17,873 81 128
帯広市 31,240 269 127
旭川市 34,922 436 460 

 

岩見沢市(豪雪)と人口および人口密度が同程度の千歳市(雪が少ない)の地価は、岩見沢市の3倍以上。

千歳市は空港があるという利点もありますが、札幌市への距離が同じくらいなのに、かなりの価格差があります。

そして、道東の釧路市や北見市は、岩見沢市よりも人口密度が低いですが、地価は高くなっています。

帯広市(雪が少ない)と旭川市(雪が多い)を比べてみます。

北海道2番目の都市、人口約33万人を誇る旭川市ですが、道内5番目(約16万人)の帯広市の地価と同程度にとどまっています。

いかがでしょうか?なんとなく豪雪地帯の地価は低くなる傾向があると感じませんか?

 

 

「積雪量と地価の関係 全国」編も投稿しようと思っています。